住宅瑕疵担保責任保険法人が5社に

来年10月1日以降に引渡しされる住宅に対し義務付けさせる、住宅瑕疵担保責任、保険会社が10月に1社増え、合計5社指定されました。

保険料や業者登録料などに若干の違いはありますが、大体同じような保険内容です。

供託金を積むよりははるかに安いので、ほとんどの住宅会社が、住宅瑕疵担保責任保険会社を使うことになると思いますが、保険があるから安心というわけにはいきません。

住宅会社選びは、これまで同様慎重にしてほしいものです。

今年に入ってからの不況の影響で、不動産会社の倒産が非常に目立っています。
保険の適用は、あくまでも引渡しを受けたあとのことですから、引渡し前に会社が倒産したり、倒産寸前で住宅を建てている敷地に差押がされたり、仮登記が設定されたり、トラブルに巻き込まれているお客さんが後を絶ちません。

絶対に安全・安心という方法はありませんが、幅広く情報を集めて、危ない住宅会社・不動産会社は避けるようにしましょう。
年末にかけて更に倒産する会社が増えると思われます。

住宅瑕疵担保責任保険って必要なの?


ここからは、雑感というかなんとなく情けない思いが強くなってきたことを書いてみようと思っています。

住まいづくりは時の変遷とともに変わってきました。
特に、日本の経済を引っ張っていく基幹産業のような状態を呈した時期がありますが、このことが大きく住宅づくりの様相を変えたのではないかと思っています。

品質確保の法律が出来たり、シックハウス症候群対策を行ったり、平成12年には新耐震基準がより厳しくなり、昨年は建築基準法の厳格化という動きがありました。

このような変化の中で、昔ながらの『棟梁に住まいづくりをまかせる』的な方法は、完全に姿を消しました。
昔、棟梁であった人は今、ハウスメーカーの下請けになってしまい、住宅は完全に現代産業として、とらえられるようになりました。
ところが、やっていることは 現代産業 とはとても言えない、騙しや脅しが横行しているのが住宅産業です。

昔ながらの『棟梁に住まいづくりをまかせる』という時代は、もう二度と来ません。
信頼できる近くの棟梁に頼めなくなったことが、住宅瑕疵担保責任保険などというものを生み出したのではないかなと思います。

さて、この保険で救われる人が果たして何人いるのでしょう。
というか、そもそも10年保証が必要な住宅をつくることに疑問を覚えます。
10年もって、あたり前のはずです。

建て主の喜ぶ顔を見ながら、住まいづくりは進められるのがあたり前です。

そんなあたり前の住まいづくりが、もう無くなったのだ!
と、実感せざるを得ないのが、この保険制度の創設です。
posted by イソップ at 18:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅の紛争処理は
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