失敗しないために、覚えておきたい5ヶ条の7

5ヶ条の第2条(どこで失敗するか)

使いにくい家になってしまった のつづきです。


失敗しない家づくり5ヶ条の第1条(家づくりの流れ)をまだお読みで無い方は、

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■どこで失敗するか

◇営業マンが言っていたことと違う点がたくさんある

打ち合わせの最中に、「これについてどうなんですか?」と質問すると「それは、こうなるから大丈夫です」。「これについては?」
「それも、大丈夫ですよ」とか言われて納得していた事が、実際に生活してみると全然違う、ということがあります。

事例として多いのは、2階の物音、暑さ・寒さといった感覚的なことなどです。あるいは、電気やガス、灯油の消費量が説明と違う、といったこともあります。
生活している条件によって想定していた状況と異なる場合もあるでしょうし、適当に答えていた場合などは非常に問題ですよね。


◇後から気付いたのだが、とんでもない欠陥があった

これが一番問題ですね。

天井裏の断熱材が入っていなかった、というケースがありました。しかも、2年間も気付かずにいたなんてケースです。

どうして気付いたか?

あるアフターの件でおじゃましました(私が新築の担当した物件ではないですよ)。
天井裏に上ってみると「なんと断熱材がない」。今さら「断熱材が入っていません」とも言えないので、アフター工事のついでに断熱材充填工事をしてしまいました。

こんなケースは、当然あってはいけないケースですが、特にトラブルも無く、結果オーライというものでしたが、構造的な欠陥は深刻です。


これも過去に実際にあった事例です。

私担当の現場に近所の方が時々見に来られます。

ある日、大工さんに「相談したいことがあるのだけど?」とのこと。
後日、その方のお宅におじゃましてお話を伺うことになりました。

そのお宅は在来木造工法。建売住宅を主にした某ビルダーの住宅を1年前に購入したとの事でした。

住んでから気が付いたことですが、構造部材としては大変重要な「筋交い・火打ち梁」が取り付けされていなかったのです。
小屋裏に上がって調べたそうです。
私も、上がってみました。外壁側の断熱材をめくると確かに筋交いが全然ありません。火打ち梁も見当たりません。

「現在、ビルダーと交渉している」との事でした。
結果としては、ビルダーがその住宅の買い戻しをし、その方は改めて私が担当して、別の土地を求め、今度は私の設計による注文住宅を建てられました。


このケースは稀なことですが、ビルダー側が全面的に非を認めて買い戻しに応じました。

請負工事に関する裁判では、ユーザー側が全面的に勝訴するケースは非常に稀です。ほとんどは和解調停が行われて何となく決着が付いてしまう。

あるいは、工事代金の未払いをめぐる裁判では、ユーザー側の言い分はあまり認められません。


いずれにしても、裁判で争うようなことになってしまうと、楽しいはずの家づくりが、何とも後味の悪いものになってしまいます。


以上、失敗したと感じる時を具体例をあげてお話しましたが、失敗となってしまう原因をまとめてみます。


【家づくりが失敗する原因】

・担当者の知識・経験不足
・担当者の人間性
・会社自体の体制
・下請け等を含めた工事体制
・お客様の思い込みや勘違い
・設計段階の時間不足
・お客様と担当者の意思疎通の不足


では、どうすれば失敗しないのでしょうか・・・・これは、次回からのシリーズです。

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posted by イソップ at 12:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 失敗しない家づくり
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