欠陥住宅の裁判記録 つづき

建築工事に関する裁判は、どうも始めから「落としどころ」があるようなのです。

欠陥住宅の調査のつづきです。

調査をした結果を署名入りの調査報告書として裁判所に提出します。

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■裁判のゆくえ

私が提出した調査報告書には、これまで裁判官も、両方の弁護士も把握していない事実が記載されていました。

【通気層工法の欠陥部分】という項目です。

あらかじめAさんが把握していた不具合部分は、欠陥住宅の調査に記載した項目だったのですが、調査をして行くうちに、本来、外壁下部(土台部分)から通気層へ空気が流入していくはずなのに、流入していないことに気付いたのです。


裁判所は、始めに提出されていた「不具合部分」に関する第3者の調査報告を、証拠書類として提出させ、原告の言い分・被告の言い分が両方そろったところで、「和解調停」にもっていく予定だったのでは?と、思われます。


口頭弁論の前に、準備手続きというのがありまして、法廷ではなく別室で私が提出した「調査報告書」に基づいて、弁護士を交えて会議のようなものがありました。


この会議の中で問題となったのが、これまでまったく出てこなかった「通気層工法の欠陥部分」についてだったのです。


「また、新たな事が増えちゃった!」という感じを皆さん持ったようでした。


このような民事事件は、「出来るだけ早く決着をつけたい」というのが、裁判所にも弁護士にもあるようなのですね。そして、白・黒と明確な結論は出せないから、「どこかで折り合いを付ける」みたいな暗黙の了解みたいなのが、あるようなのです。

要するに「落としどころ」です。原告・被告双方が「まあっ、いいか!」と思うような「金額の着地点」。これを、さぐる作業なのです。裁判は・・・。


ところが、早く終わらせようと思っているところに「新たな問題」を出してしまった。

出てしまった以上は何らかの対処をしなければならないのが「法治国家」です。


結局、次回口頭弁論では、私が提出した「調査報告書」の新たな問題「通気層工法の欠陥部分」について、被告側からの主張として「証拠」を提出し、原告側はそれに対して「反対弁論」を行なうために、予定外であった工務店側の技術者登場となったわけです。

弁論は弁護士が行なうのですが、裁判官は調査報告をした私に対し「証人尋問」という形で、私に発言の機会を与えてくれるのです。


そこで、この新たな「通気層工法の欠陥部分」について、「これでも、欠陥じゃ無いと言うのかい!」と、少しエキサイトしてしゃべってしまいました。


反対弁論では、原告側の技術者がやはり「証人尋問」という形で反論をしていましたが、内心「これは、勝った!」と思いました。


私が主張したのは、

1、使用されている外壁材の施工方法が、通気層を確保出来ない方法となっている事。
2、原告の工務店は、通気層工法の重要性を認識していた事。
3、設計仕様書には「通気層工法」と、明記されている事。

などに基づいて、「重大な瑕疵が存在すること」でした。


しかしながら、結果は意味の無い主張となってしまったのです。


何故か?

裁判官始め弁護士の先生には、

◇「通気層工法」というものが理解出来ないこと。

◇理解できないから、如何に重大な欠陥なのか?という事も理解できない。

◇理解出来ないことは、争点としては取り上げない。

ということです。


争点は、

◇床が斜めだ

◇壁が斜めだ

◇床が振動する

といった、「素人でも理解できること」。これしか争点にならないのです。


結局、この裁判は1年後に「やっぱりね!」と感じさせる決着を見ました。
(この1年間の間にもいろいろとありましたが、今回は省略)

未払い代金の約半分を、Aさんは支払うことによって「和解」となりました。


私にとっては「通気層は大丈夫かな?」でしたので、件の外壁メーカーから、改めて施工マニュアルを取り寄せて見ました。


驚きました!

当時と施工マニュアルが変わっているのです。きちんと「通気層が確保できるように」マニュアルが変更されていました。

早速、メーカーに電話をしました。


「施工マニュアル変更しましたよね?どうしてですか〜?以前のでは拙かったのですか〜?」

返事は「詳しくは分かりません」でした。

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posted by イソップ at 15:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 欠陥住宅の実態
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