マンションの騒音問題

先日、マンションの騒音が原因となって起こされた訴訟で、訴えを起こされた被告に損害賠償の判決が言い渡されました。

マンションの騒音問題は、根深いものをはらんでいます。


騒音が居住者間で問題となる原因は、建物の構造上にあります。

しかし、建築物における音の対策は大変難しいもので、簡単に解決出来るものではありません。
その為、共同住宅においては、上下階や隣住戸同士の住まい方のマナーが大事なこととなります。

今回の裁判では、上階に住む人のマナーがあまりにも酷すぎたことが重視されたようです。


騒音対策の技術的な現状についてざっと見ますと・・・・


分譲マンションでは、二重床にして下階への遮音性能を高めた構造に変わって来ていますが、賃貸マンションではそこまではやれません。

結局はコストの問題となるからです。

二重床にすると、その分建物の1階あたりの高さが高くなります。

1階分で10センチ高くなると、10階建てのマンションであれば、1メートルも高い建物になってしまいます。

高さが高くなると、コンクリートの量・外壁の仕上面積・型枠面積など、工事費アップにつながることになり、出来るだけコストを抑えようとする賃貸マンションでは、二重床工法は採用されません。


分譲マンションでも、低価格のマンションの場合は、直床工法となっている場合が多く、音に関する問題は今後も続くと思います。

共同住宅の多数を占める木造アパートでの、音の問題も、表面に現われることはありませんが、かなりひどい状態になっていることは、多くの方が実感していることと思います。


人口減社会に突入した日本ですが、あいかわらず木造アパートの建築はつづき、空き部屋がやたらと目立つ状況となっています。

この際、劣悪な共同住宅から、生活環境の良好な共同住宅に移行していくことを考えていけないものかと思います。
タグ:騒音問題
posted by イソップ at 09:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | おぼえ書き
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